top of page
potage_background.png

EQ検査・MBTI・ストレングスファインダーの違いと選び方|チームで活かすならどれ?


【この記事の3行まとめ】


  • EQ検査とは、感情を情報として認識し、行動に活かす力(EQ)を測定する検査です。EQ検査は「EQ診断」「EQテスト」とも呼ばれます。


  • MBTI・ストレングスファインダー・モチベーション検査との最大の違いは、「変わらない特性を知る」のではなく「後天的に開発できる力の現在地を測る」前提に立つことです。


  • Potage では、EQ検査のひとつであり、性格特性とEQをセットで測定できる「EQPI®」及び「Potage EQ 64TYPES」を用いて、ビジネスパーソンのEQ開発からチームでの活用までを支援しています。




EQ検査の選び方。チームのために選ぶならどれ?


【目次】



EQ検査とは


 EQ検査とは、EQ(感情知能)を測定する検査です。EQとは、自分や相手の感情を「情報」として読み取り、状況に応じた行動につなげていく力のことです。なお、EQ検査は「EQ診断」「EQテスト」と呼ばれることもあります。呼び方の違いで、指すものはほぼ同じです。本記事では「EQ検査」に表記を統一してご説明します。


 ここでひとつ、よくある誤解に触れておきたいと思います。EQは「感情を表に出さないようにする技術」ではありません。焦りや不安、苛立ちといった感情をなかったことにするのではなく、サインとして受け取り、行動を選び直す。そのための力がEQです。


 そしてEQには、もうひとつ大切な性質があります。IQと違い、訓練や経験によって後天的に伸ばせると考えられていることです。この「変えられる」という性質が、本記事でご紹介する他のアセスメントとの違いを考えるうえでの軸になります。EQそのものの成り立ちや、EQが高い人に見られる特徴について詳しくは「EQが高い人の特徴とは」をご覧ください。



EQとEQPI®の違い


 EQとEQPI®は、よく混同されますが、指しているものが異なります。EQは、感情を認識し活用する「能力」の概念です。EQ検査は、そのEQを測定する検査の総称です。日本で受けられるEQ検査にも複数の種類があり、検査ごとに設計思想が異なります。


 EQPIは、そのEQ検査のひとつです(正式表記はEQPI®)。EQに加えて性格特性(パーソナリティ)をセットで測定できる点が、他のEQ検査にはない特徴です。Potageでは、このEQPIを用いた診断と、アナリストによる個別フィードバックを提供しています。


用語

意味

EQ

感情を情報として認識し、行動に活かす「能力」の概念

EQ検査

EQを測定する検査の総称。複数の検査が存在する

EQPI®

EQ検査のひとつ。性格特性とEQをセットで測定できる。Potageでは、診断に加えてフィードバックも提供

※「EQ診断」「EQテスト」も、同じEQ検査を指す呼び名です。本記事では「EQ検査」に統一しています。



EQ検査と主要アセスメント3種の違い


 「自分やチームを知るための検査」には、EQ検査のほかにも、MBTI、ストレングスファインダー、モチベーション検査などがあります。どれかが優れていてどれかが劣っている、という話ではありません。それぞれ測るものと目的が違うのです。ここでは、Potageが扱うEQPI®を中心に、EQ検査の特徴を整理します。(※EQ検査には複数の種類があり、測定領域や設計思想は提供元によって異なります。)まず全体を表で整理します。


観点

EQ検査(EQPI®)

MBTI

ストレングスファインダー

モチベーション検査

測るもの

感情を認識し活用する力+性格特性

ものの見方・判断の好み(認知スタイル)

思考・感情・行動の資質(強みの源泉)

何によって動機づけられるか(動機の源泉)

前提

後天的に開発できる

タイプは生来の指向

資質は変わりにくい

動機の傾向は比較的安定

結果の形

スコア・波形(程度の可視化)

16タイプへの分類

34資質の順位

動機因子の強弱

再受検

変わることが前提のため、再受検で変化を捉えられる

タイプは基本的には不変。変化を測るのではなく、成熟の指針として用いる

資質は安定するとの研究を公表。基本的に再受験は不要との立場

節目での再測定が一般的

チームでの使い方

強み・弱み両方の開示から補完関係をつくる

互いの違いの理解に活用

強みの自己開示と活用

配置・任せ方の参考


検査を選ぶときの実務的な観点でも、あわせて整理しておきます。(受験形態・設問数・受験時間は各社公式サイトより。モチベーション検査は提供元により異なります)


観点

EQ検査(EQPI®)

MBTI

ストレングスファインダー

モチベーション検査

目的

EQと性格特性を把握し、人材育成・EQ開発につなげる

自己理解の促進(タイプ論による気づき)

生まれ持った強み・才能の発見と活用

動機の傾向の把握

測定領域

性格特性・行動特性・EQ(動機も内包)

ものの見方・判断の好み

才能・資質

動機

受験形態

Web(PC・スマホ・タブレット)、選択式

Web等(有資格者発行のIDで受検)。原則、対面フィードバックが前提

Web(書籍やアプリ等のアクセスコードが必要)

提供元により異なる(多くはWeb)

設問数

受験時間

約20〜25分(設問数は非公開)

93問・約20分(回答時間。別途フィードバック)

177問・約30〜40分(各設問20秒)

提供元により異なる

向いている用途

チーム・組織の関係づくり、管理職のEQ開発、現状把握

個人の自己理解、相互理解の入口

個人の強みの言語化・活用

任せ方・動機づけの参考



MBTIとEQ検査の違い


 MBTIは「ものの見方や判断の好み」を知る検査で、EQ検査は「感情を扱う力の現在地」を測る検査です。


 MBTIは、ユングの心理学的タイプ論をもとに開発された検査で、「ものの見方(感覚・直観)」「判断のしかた(思考・感情)」「興味関心の方向(外向・内向)」「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」の4指標から、性格を16タイプに分類してとらえます。注目したいのは、MBTIを運営する一般社団法人日本MBTI協会自身が、タイプ分類や性格診断そのものを目的とせず、自分の心を理解するための「きっかけ」「座標軸」として用いることを最大の目的に位置づけている点です(出典:一般社団法人日本MBTI協会 公式サイト)。


 つまりMBTIは、自己理解の入口としてとても丁寧に設計された検査だと言えます。一方で、タイプは「生まれ持った指向」を表すもので、スコアの高低や変化を測る検査ではありません。「では、ここからどう伸ばしていくか」という開発の設計図が必要になったとき、後天的な変化を測定できるEQ検査が役割を引き継ぐ。そんな関係でとらえると分かりやすいのではないでしょうか



ストレングスファインダーとEQ検査の違い


 ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)は「生まれ持った強みを見つける」検査で、EQ検査は「後天的に強みを伸ばす」ための検査です。


 ストレングスファインダーは、Gallup社が提供する検査で、34の資質の順位によって、その人の才能の源泉を可視化します。前提にあるのは、資質は人生の早い段階で形づくられ、大きくは変わらないという考え方です。実際にGallupは、資質は長期にわたり安定するという研究結果を示しており、基本的に再受験は不要との立場です。初回と2回目の結果の相関は0.73、つまり順位の多少の入れ替わりはあっても全体はほぼ変わらない、という水準が公表されています(出典:Gallup公式サイト「Should I Retake CliftonStrengths?」)。これは検査として一貫した、誠実な設計だと思います。変わらないものを測るのだから、繰り返し受ける必要はない。その通りです。


 EQ検査は、ちょうど反対側の前提に立ちます。EQは後天的に変化し、開発できる。変わることが前提なので、もう一度受けたときには、前回からの違いが「変化」という意味のある情報になります。生まれ持った資質を「見つける」のがストレングスファインダー、感情を扱う力を「育てる」のがEQ検査。どちらを選ぶかは、いま知りたいのが「資質」なのか「変化」なのかで決まります


 チームで使う場合には、もうひとつ視点があります。ストレングスファインダーは強みの自己開示を起点にする設計ですが、日本では「私はこれが強いです」と表明することに、ためらいを感じる方が少なくありません。強みだけの共有は「自分はこれが得意」という意見同士の並列に留まりやすく、補い合いの構図には発展しにくい側面があります。この点は、のちほど「目的別の選び方」で詳しくご紹介します。



モチベーション検査とEQ検査の違い


 モチベーション検査は「なぜ動くか(動機の源泉)」を測り、EQ検査は「感情をどう扱い、行動につなげているか」を測ります。


 モチベーション系の検査の多くは、心理学者デイビッド・マクレランドが提唱した欲求理論を理論的な基盤としています。人の動機を達成動機・権力動機・親和動機の3つ、のちに回避動機を加えた4つの因子に分け、その人が何によって動機づけられるのかを可視化する考え方です(出典:D.C.マクレランド『モチベーション』生産性出版)。


 動機が分かると、仕事の任せ方や声のかけ方のヒントが得られます。ただ、動機が教えてくれるのは、行動の出発点までです。プレッシャーのかかる場面で感情が混乱し、反射的に反応してしまう状態は、動機を知るだけでは解消されません。感情というエネルギーを情報として読み取り、行動の選び方につなげていく。その力を測るのがEQ検査です。


 なおEQPIは、この動機の測定を検査の中に内包しています。仕事への動機を測定する項目が組み込まれており、何が動機となり、どのように感情が動き、どのような行動をとる特性があるのか。その一連のつながりを1回の検査でとらえられます。



目的別の選び方:個人・組織・マネージャー


それぞれの検査の違いを踏まえて、「誰が・何のために受けるか」の3つの場面で整理します。

目的

適した検査

理由

個人の自己理解

MBTI・ストレングスファインダーも有効。変化を追うならEQPI

タイプや資質の把握は入口として手軽。自分の特性を開発していきたいなら、変化を測定できる検査が必要になる

組織・チームで使う

EQPI

強みと弱みの両方が可視化され、補完関係(助け合いの構図)を設計できる。再受検により施策の効果測定もできる

マネージャーの立場

EQPI

メンバーの動機と、感情の扱い方・行動の特性が同時に見え、1on1や役割分担の設計に直結する



個人の自己理解が目的の場合


 自分を知る入口としては、どの検査にもそれぞれの良さがあります。タイプで自分をとらえたいならMBTI、才能の源泉を知りたいならストレングスファインダーが、長く使われてきた実績のある選択肢です。


 一歩進んで「知った先で、自分の特性を開発していきたい」と感じたら、変化を測定できる検査の出番です。EQPIは、EQが変わることを前提にした検査です。だからこそ再受検にも意味があり、半年前の自分と今の自分を、同じものさしで比べることができます。



組織・チームで使うことが目的の場合


 チームで検査を使う目的は、一人ひとりの結果を知ること自体ではなく、メンバー同士が互いを知り合い、関係性が動き出すことにあるはずです


 このとき効いてくるのが、強みと弱みの「両方」が見えるという性質です。日本では、強みの表明は控えめでも、弱みについては案外、口を開いてくれる方が多いものです。謙虚さを大切にする文化では、弱みからの自己開示のほうが場が動きやすいのです。「私はここが苦手」「ならそこは私が得意です」という会話が始まると、チームはパズルのように補完関係を組み立てられるようになります。強みだけが並んでいる状態では、誰が何を必要としているのかが見えません。弱みが開示されて初めて、チームの凸と凹の両方がそろい、誰の強みをどこで生かせばよいかが具体的に決められるようになるからです。


 強み・弱みの両方が見えることで、違いを矯正するのではなく、違うまま噛み合う関係をつくっていく。この考え方を、Potageでは「組織調律」と呼んでいます。詳しくは「組織調律とは」をご覧ください。



マネージャーの立場で使う場合


 マネージャーにとって検査の価値は、メンバーへの関わり方が具体的に変わるかどうかで決まります。


 EQPIでは、メンバーが物事を何からどう捉える傾向があるのか、感じた感情をどのように扱うのか、そしてその結果がどのような行動に出やすいのか、という一連の傾向が見えます。たとえば、不安を内に抱え込みやすいメンバーと、考えるより先に動いて問題を解決しようとするメンバーでは、同じ仕事でも関わり方が変わってきます。1on1でどう関わるか、誰と誰を組ませるか、どこにボトルネックが生まれやすいか。そうした日々の判断の解像度が上がるのです。


 さらに、再受検で変化を追えるため、一人ひとりの変化はもちろん、チームとして噛み合う形で全体を育成できているかを確かめながら進められます。「研修をやったが、変わったのかどうか分からない」という状態から抜け出せることは、マネジメントにとって小さくない意味を持つのではないでしょうか。



PotageのEQPI検査の特徴


 ここからは、Potageが提供しているEQPI検査について、その構造と使い方をご紹介します。



3つの層で、人を立体的にとらえる


EQPIの検査結果は、大きく3つの層で構成されています。


  • 基本性格特性(Big5):自分の性質の核となる部分。変わりにくい土台です


  • ビジネス行動特性:自分が理想とする働き方像の投影です


  • EQマネジメント力:自分や相手の感情を認識し、状況に応じたふるまいにつなげる力 。「自分理解・他者理解・自分活用・関係構築」の4つの構成と、それを支える12の発揮行動(自分認識、共感、平静、気配りなど)で測定されます。ここが後天的に開発できる領域です


 「変わりにくい土台」と「変えられる行動」を分けて見られることが、この構造の意味です。性格は変えなくていい。変えられるのは、感情の扱い方と行動のほうです。この区別がつくと、自分やメンバーの課題を「性格の問題」として抱え込まずに済むようになります



性格特性とEQをセットで測定できる


 性格特性とEQをセットで測定できるのは、国内のEQ検査の中でもEQPIだけです


 この組み合わせには、実務上の大きな意味があります。同じ「共感のスコアが低め」という結果でも、性格特性とあわせて読むことで、「もともと他者への関心が内向きなタイプなのか」「本来は関心が高いのに、いまの環境で発揮できていないのか」の区別がつくからです。打ち手はまったく変わってきます。


 また、EQの12発揮行動は波形(凸凹)で示されるため、強いところと弱いところの「つながり」まで読み取れます。順位やタイプのラベルではなく、その人の状態の全体像が見えるのです。



再受検で「変化」を捉えられる


 EQPIは、EQが後天的に変わることを前提にした検査です。だからこそ、再受検によって変化を捉えることができます。


 変化を捉えられること自体は、EQ検査に共通する性質です。EQPIに固有なのは、性格特性という「変わりにくい土台」とあわせて変化を読めることです。再受検の結果を比べたとき、「何が変わって、何が変わっていないのか」を区別して捉えられます。変わっていない部分は性格として受け入れ、変わった部分はEQの発揮行動として次に生かす。この読み分けができるのは、性格特性とEQをセットで測定しているからです。


 先ほどご紹介したとおり、ストレングスファインダーは資質の安定性を前提に、基本的に再受験は不要との立場です。変わらない資質を測る検査だからです。EQPIは反対に、変わることを前提にした検査です。半年後、1年後に再受検すると、たとえば「平静が上がった」「気配りが下がっている」といった変化が波形の比較で見えてきます。


 変化が見えるということは、取り組みの効果が確かめられるということです。個人にとっては成長の実感に、組織にとっては施策の効果測定になります。たとえば、EQ開発のプログラムに取り組んだあと、その効果を確かめるために改めて受けてみる。そうした使い方も効果的です。



Potage EQ 64TYPES:あなたがどういう人かを、一言で


 PotageがEQPIをベースに開発した独自分析手法「Potage EQ 64TYPES(64タイプス)」は、EQPIの検査結果の詳細分析と共に、分析データを基にした「あなたはどういう人か」を一言で表す64のキャラクター分類を解説する検査です。


 仕組みはこうです。EQPIが測定する3つの特性、基本性格特性・ビジネス行動特性・EQを、それぞれ4つのグループに分類します。その組み合わせ、4×4×4の64パターンが、その人のキャラクターを表します。Potageがこれまでに実施してきた約800件の検査データをもとに、似た傾向を持つ人たちを整理し、64のパターンとして言語化したものです


 なぜ「一言」が必要だったのか。EQPIのレポートは情報量が豊富で、一人ひとりに寄り添った精度の高さを評価いただいてきました。一方で、「私って、一言で言うとどんな人なんですか?」という質問には、答えにくい検査でもあったのです。手っ取り早く自分を知りたい。そして、知った自分を誰かに伝えたい。64TYPESは、そのニーズに応えるための入口です。


 タイプには、それぞれ名前がついています。たとえば「落ち着きのある司令塔」「チームの感情に寄り添う潤滑油」「我が道で輝くスター」。読んだ瞬間に、その人の持ち味と、チームの中での立ち位置がイメージできる名前になっています。


 受検すると、自分のタイプ名と、その人らしさを表す説明文が示されます。一言のラベルだけで終わらず、なぜそのタイプなのかが言葉で添えられるので、自分でも納得しやすく、人にも伝えやすい形になっています。


 そして、64TYPESのタイプは固定されたものではありません。EQは変化していくため、再受検するとタイプが変わることもあります。変わること自体が、自分の歩みの記録になります。


 一言で言い表せることには、チームでの価値もあります。「この人はこういう人」という情報をメンバー同士で交換し合えると、相互理解が深まりやすくなるからです。64TYPESで伝え合い、詳細なレポートで深く知る。2つの粒度を行き来できることが、EQPIの新しい特徴です。



チームでの使い方:弱みから始まる助け合い


 EQPIはもともと、チームビルディングでの使いやすさを念頭に設計されています。


 チームでEQPIを受検すると、メンバー同士で強み・弱みを共有するワークができます。「私はここが弱いんです」という開示が受け止められる体験は、それ自体が心理的安全性の土台になります。そして弱みと強みが出そろうと、「ここは助け合えますね」という視点が自然に生まれてきます。


 診断は、関係性が動き出すための入口です。結果を配って終わりにしない。そこからの対話までを含めて、Potageは設計しています。



同じEQPIでも、活用の仕方で価値が変わります


 EQPIという検査自体は、Potage以外の事業者も扱っています。検査結果そのものは同じでも、その結果をどう読み解き、どのように対話や組織づくりにつなげるかによって、得られる価値は変わります。


 Potageの独自性は、3つあります。1つめは、EQPIにPotage独自のメソッドであるPotage EQ 64TYPESを組み合わせていること。検査結果を「一言で伝え合える」形にして、チームの相互理解まで届けます。2つめは、約800件の検査データの分析に裏打ちされた、フィードバックの精度。3つめは、診断で終わらせず、チームでの対話と関係づくりまでも設計できることです。


 検査の結果は、出した時点では数値とラベルの集まりです。それを組織で実際に起きていることに結びつけて読み解けるかどうかは、これまでどれだけの人に向き合ってきたかに左右されます。AIによって分析の精度そのものは上がっていく時代ですが、何を読み解くかという視点と、さまざまな現場で蓄積してきた知見は、そこに効いてきます


 検査を「渡す」のではなく、組織が変わるところまで「伴走する」。同じEQPIでも、ここに違いが生まれます。

観点

EQPIだけの場合

Potage EQ 64TYPES

レポートの内容

各指標のレポートのみ

過去の検査データ分析に基づいた各指標の詳細レポートに加え、Potage EQ 64TYPESで「あなた」を一言で言語化

フィードバック

提供者によって差がある

約800件の分析に裏打ちされた、アナリストによる個別フィードバック

チームでの活用

各メンバーの自己理解と共有が中心

対話促進・関係づくりまで設計し、変化をモニタリングしながら改善できる



組織全体でEQを取り入れると、何が変わるか


 個人の診断で終わらせず、組織全体でEQを取り入れたとき、何が起きるのでしょうか。フルリモートでウェディング事業を展開するココスタイル株式会社様の事例をご紹介します。


 同社では、リモート環境で互いの状況が見えにくく、小さな遠慮や我慢が積み重なりやすいという構造的な課題がありました。EQPIで一人ひとりの特性を可視化することから始め、対話型ワークショップで価値観を共有し、マネージャー層のEQ開発プログラムへ。取り組みを重ねた結果、社内アンケートで「意見や感情を安心して共有できる」と答えたメンバーは92%に達しました

 

 EQPIで「個を知る」、対話で「価値観を共有する」、EQ開発で「自律したマネジメントを育てる」。この流れが連動したとき、検査は単なるアセスメントではなく、組織の土台づくりのプロセスになります。


 検査は、組織を変えるための入口にすぎません。Potageが大切にしているのは、結果をお渡しして終わりにせず、その先のゴールに向けて一緒に考えていくことです。現状をデータで可視化し、どこから整えればよいかを一緒に読み解き、対話と関係づくりまで伴走する。検査の提供者ではなく、組織が目指すゴールをともに追いかけるパートナーでありたいと考えています


 ココスタイル社事例の詳しい経緯は、導入事例「心理的安全性が92%へ向上」をご覧ください。



よくある質問



Q. EQとEQPIは何が違いますか?

A. EQは感情を扱う「能力」の概念で、EQPIはそのEQを測定する「検査」のひとつです。EQPIは性格特性とEQをセットで測定できる点が特徴で、PotageはこのEQPIを用いた診断とフィードバックを提供しています。


Q. EQ診断・EQテストとEQ検査は違うものですか?

A. 呼び方の違いで、指すものはほぼ同じです。「診断」「テスト」と呼ばれる場合も、感情を扱う力(EQ)の現在地を測る点は共通します。本記事ではEQ検査に表記を統一しています。


Q. EQ検査はどれがおすすめですか?

A. チームや組織で活かすことまで考えるなら、性格特性とEQをセットで測定できるEQPIをおすすめします。日本で受けられるEQ検査は1つではなく、検査ごとに設計思想が異なります。

比較する際は、以下の3点で見比べてみてください。

  1. EQ単体を測るのか、性格特性とあわせて測るのか

  2. 個人の開発向けか、チームでの活用まで設計されているか 

  3. 結果がスコアの一覧で出るのか、強み・弱みのつながりまで読める形で出るのか


Q. MBTIやストレングスファインダーと、EQ検査は何が違いますか?

A. 最大の違いは、「変わらない特性を知る検査」か「変えられる力を測る検査」かです。MBTIやストレングスファインダーは生来の指向や資質の理解を目的とするのに対し、EQ検査は後天的に開発できるEQの現在地を測定します。


Q. EQは後から鍛えられますか?

A. はい、EQは後天的に開発できると考えられています。EQPIはこの「変わる」ことを前提にした検査であるため、再受検にも意味があります。自分の感情と向き合うことで一人ひとりが変化していき、その変化を再受検で捉えて、次の取り組みに生かしていきます。


Q. EQが低いと、マネージャーに向いていないのでしょうか?

A. いいえ、EQのスコアは適性ではなく「現在の状態」を表すものです。置かれた環境によって、誰でもスコアは変動します。向き不向きを判定するためではなく、いまの状態を知り、整えていくために使うのがEQ検査です。


Q. エンゲージメントサーベイの結果は出たものの、打ち手が分からないときは?

A. サーベイが示すのは組織の「状態」です。EQを重ねて見ると、その背景にある原因仮説や、どこから整えればよいかの打ち手が見えやすくなります。なぜなら、エンゲージメントの数値は、一人ひとりが物事をどう捉え、感情をどう扱い、どう行動しているかの積み重ねの結果だからです。EQのレベルまで分解すると、どこで関係性が滞っているのか、何から整えればよいのかが見えてきます。状態を示す数値を、原因と打ち手まで読み解く。ここに、現場で積み重ねてきた分析の経験を活かしています。


Q. チームビルディング施策をしても変わらないのは、なぜですか?

A. 施策が、チームの「雰囲気」に働きかけて終わっていることが多いからです。重たい雰囲気や遠慮は、それ自体が問題の正体ではなく、役割分担の歪みや期待値のズレといった関係性の構造から生まれてくる「結果」です。結果である雰囲気だけを変えようとしても、構造が同じままなら、しばらくすると元に戻ります。先に整えるのは、関係性の構造のほうです。Potageではこのアプローチを「組織調律」と呼んでいます。


Q. EQPIの受検にはどのくらい時間がかかりますか?

A. 所要時間は15〜20分程度です。受検後は、アナリストによる個別フィードバックを通じて、結果を実際の場面に結びつけて理解を深めます。




まとめ:検査選びは「何を変えたいか」から


 MBTI、ストレングスファインダー、モチベーション検査、そしてEQ検査。それぞれに固有の目的があり、優劣の話ではありません。選ぶ基準はシンプルです。確かめたいのは、生まれ持った「変わらないもの」でしょうか。それとも、これから育てていく「変わっていくもの」でしょうか


 チームや組織の関係性を動かしたい。メンバーの状態を知り、整えていきたい。そう感じているなら、性格特性とEQをセットで測定でき、変化を捉えられるEQPIが力になれるはずです。


 状態を数値で確かめるだけでなく、その奥にある関係性まで読み解けること。そこにEQ検査の価値があり、これまで現場で重ねてきた分析の蓄積が、その読み解きを支えています。


 まずは事例で、組織にEQを取り入れたときに何が起きるのかをご覧ください。ご自身の状態を知ることから始めたい方には、EQPI診断のご案内をしています。(EQ診断のご案内は、Potage公式LINEで行っています。)


公式LINE登録


※EQPI®は株式会社EQの登録商標です。

著者:河原あずさ(Potage株式会社代表/コミュニティ・アクセラレーター/思考調律師)


参考記事:

一般社団法人日本MBTI協会「MBTIとは」https://www.mbti.or.jp/what/ ほか(参照:2026-06-07):MBTIの定義・目的に関する記述


Gallup「Should I Retake CliftonStrengths?」https://www.gallup.com/cliftonstrengths/en/690980/should-i-retake-cliftonstrengths.aspx および Gallupヘルプセンター「When should I retake the


デイビッド・C・マクレランド『モチベーション:「達成・パワー・親和・回避」動機の理論と実際』(梅津祐良・薗部明史・横山哲夫訳、生産性出版、2005年):欲求理論(達成・権力・親和の3動機、のちに回避動機を加えた4動機説)に関する記述


 
 
bottom of page