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導入事例

事例:

AWL様

AWL様

見えない壁を超える組織変革──対話と可視化で「違い」を結び、事業の推進力を引き上げた

小売業界のDXを牽引するAWL株式会社(以下、AWL)。最先端のAI技術を持ちながら、「技術の凄さを顧客に伝わる言葉で語れない」という課題を抱えていました。技術チームとビジネスチームの間には見えない壁が存在し、プロダクトの価値を自信を持って説明できない状況に陥っていました。そこで、Potage株式会社とともに、異なる専門性や視点を持つメンバーを結ぶプロジェクトを実施。チーム全員が同じ方向を向く基盤を整えました。本記事では、組織に横たわる「違い」がいかにして結ばれ、推進力へと変わっていったのか、その背景やプロセス、現場で実際に起きた変化をご紹介します。

AWL様

こんな方におすすめ

  • 高度な技術を持ちながら、社内での共通理解に課題を抱えるAIスタートアップの方

  • 技術チームとビジネスチームの断絶を解消したい組織

  • 異なる専門性を持つメンバーを一つのゴールへ導きたい経営者・マネージャー


技術の複雑さが生んだ"違い"──専門性の壁が組織を分断する

AIカメラソリューションを開発するスタートアップ企業AWLは、約20カ国から多国籍の専門家が集まり、リテール領域の課題解決に挑むテクノロジー企業です。北海道のドラッグストア「サツドラ」での実証実験で培われた技術は高い評価を受け、プロダクト自体は十分に市場投入できる段階にありました。


しかし、その革新的なAI技術が社内の営業やマーケティングメンバー(ビジネスチーム)に十分に共有されておらず、技術チームとビジネスチームの間に「違い」が壁として立ちはだかっていました。特に主力プロダクトである「AWL Engine」は、高度なAI画像認識技術を核としており、専門外のメンバーにとっては概念の理解が難しい領域でした。


CTOの土田安紘さんの視点では「次は営業が動くフェーズ」である一方、ビジネスチームは「どのように説明すれば顧客に価値が伝わるのか」確かな言葉を持てず、自信を持ってアクションを起こしきれない状態にありました。


技術者は技術の言葉で語り、営業は顧客の言葉で考える。この当然の「違い」が共通言語を失わせ、組織を分断していたのです。高度になるほど専門用語が増え、異なる専門性を持つメンバー同士が同じゴールを目指せなくなる──Potageは、まさにこの「違い」を結ぶことに伴走しました。

対話と可視化によって、異なる視点が一つの像を結ぶ

今回のセッションは、土田さんとPotage河原あずさによる対談形式で行われ、20名のメンバーが参加しました。2時間という限られた時間の中で、技術の視点とビジネスの視点という「違い」を橋渡しし、誰もが理解できる共通の像を描くことが目的でした。


河原は、技術の仕組みを詳細に説明するのではなく、「この技術はどんな課題を解決し、顧客にどんな価値をもたらすのか」というビジネス視点に立ち返りながら対話を進めていきました。技術者の言葉とビジネスメンバーの言葉、その間に横たわる「違い」を丁寧にすくい上げ、翻訳していくプロセスが展開されました。


同時に行われたグラフィックレコーディングでは、AWL Engineの技術構造、典型的なユースケース、顧客価値、今後のプロダクト開発の方向性が、リアルタイムで視覚的に整理されました。技術チームが見ている景色とビジネスチームが見ている景色、その「違い」が一枚の絵の中で結ばれ、抽象のままでは掴みにくい概念が、図・構造図・キャラクター化されたストーリーなどを通して、チームの中にスッと浸透していきます。


Potage事例 AWL様のグラフィックレコーディング
河原のグラフィックレコーディングのイメージ

この可視化によって、参加者の理解度は一気に高まりました。バラバラだった知識のピースが一つのイメージとして繋がり、それぞれが持っていた「違う理解」が初めて一つの共通認識として結ばれた瞬間でした。「AWL Engineを自分の言葉で語れるかもしれない」という感覚が生まれたのです。

組織に生まれた変化──「違い」が結ばれることで推進力が回復する


セッション後、チームにはいくつもの小さな変化が積み重なっていきました。


まず、AWL Engineの価値をどう説明するのか、どのようなポイントに焦点を当てるべきかといった"説明の軸"がそろい、異なる専門性を持つメンバー同士の議論が自然に噛み合うようになりました。技術の言葉とビジネスの言葉という「違い」を超える共通言語が整ったことで、会議やディスカッションのスピードも明らかに向上しました。


営業やマーケティングのメンバーからは、以下のような声が上がり、プロダクトを"自分たちのもの"として扱う空気が生まれました。


「これまで説明に自信が持てなかったが、顧客と会話がしやすくなった」

「意識せずとも、顧客の課題とプロダクトの価値を結びつけられるようになった」


Potage導入事例 AWL様
世界最大級のITの展示会、CESでの出展風景

技術とビジネスという「違い」が壁ではなく、互いを補完し合う関係として結ばれたことで、チームとしての温度感が揃い、組織全体の推進力が回復してきたのです。


こうした変化は、小さなようでいてスタートアップにとっては極めて重要な基盤となります。異なる専門性を持つメンバーが「違い」を超えて同じ未来を描くことができるチームだけが、プロダクトを市場へと推し進めることができるからです。

Potageが果たした役割──「違い」を結ぶための言語化と場づくりの専門性

今回の取り組みでは、異なる専門性や視点を持つメンバーの「違い」を橋渡しするスキル、抽象的な概念を現場で伝わる言葉に変換する力、参加者が本音で語れる場づくり、そしてバラバラな理解を一つのゴールへと導く設計力といった河原のこれまでの経験を生かし、短時間で組織の認識を揃える場を実現しました。


AIスタートアップでは、技術力だけでは組織は前に進まず、異なる専門性を持つメンバーの理解が結ばれてはじめて事業が加速します。Potageが介入した意味は、単なる「説明の手伝い」ではなく、技術とビジネスという「違い」の間にある溝を埋め、その「違い」を結ぶことで、プロダクトを起点にした"共通認識を持つコミュニティ"をつくったことにあります。


土田さんは、セッションを振り返りながらこう語っています。


「技術者として自分が当然だと思っていた言葉が、相手には届いていないことに気づけた。それが一番大きかった」


この気づきは、「違い」の存在を認識し、それを結ぶ必要性を理解した瞬間であり、土田さん個人だけでなく、組織全体にとっての財産となりました。

「違い」を結んだ先に、事業の加速がある

技術そのものがいかに優れていても、技術チームとビジネスチームという「違い」が壁として残り続ける限り、組織は同じ方向に向かう力を生み出せず、事業は前へ進みません。


異なる専門性や視点を持つメンバーの「違い」を丁寧にすくい上げ、対話と可視化によって結んでいくプロセスは、事業の推進力そのものを大きく引き上げる力を持っています。今回のAWLの変化はまさにその象徴であり、「違い」を分断ではなく、強みとして結び直すことの重要性を示しています。これからプロダクトを大きく育てていこうとするチームにとって重要なヒントになるはずです。


AIスタートアップの未来は、技術だけでなく、異なる専門性を持つメンバーの「違い」をいかに結ぶかによって大きく左右されます。AWL Engineが再び組織の中心に位置づけられたこの時間は、技術とビジネスという「違い」が結ばれ、各チームがともに前へ進むための重要な一歩となりました。


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